金釘木工所のオフィシャルECサイトへようこそ。 このサイトでは刃物業界に革新を起こし続ける柄匠がプロデュースする匠の品を販売しています。

伝統の技が息づく、堺の匠の技をあなたの手元へ

金釘木工所は、1880年に大阪府堺市で創業した、包丁の柄を専門に手がける老舗の木工所です。堺市は「刃物の町」として名高く、その名に恥じぬよう、私たちは長年にわたり匠の技を駆使し、包丁の柄作りに情熱を注いできました。木材の選定から削り、形作り、仕上げに至るまで、すべてにこだわり抜き、手に取るたびにその品質を実感できる製品を生み出してきました。

長い歴史を支える、確かな品質と技術

金釘木工所が手がける包丁の柄は、ただの「道具」ではありません。それは、長い年月を経て培われた伝統的な技術と、手仕事ならではの温かみが感じられる一品です。私たちが誇るのは、精緻でありながらも、使う人の手にしっくりと馴染むデザイン。多くの包丁職人たちから信頼され、長年にわたり愛され続けてきたその製品は、確かな技術に支えられています。

新たな挑戦へ—あなたの手元に、職人の技を直接お届け

これまでは主に企業向けのB2Bでの取引を中心に事業を展開してきましたが、私たちは今、新たな挑戦をしています。それは、これまでの技術と伝統を守りつつ、消費者の皆様にも直接、金釘木工所の製品をお届けすることです。私たちの製品が、包丁を使うあなたの日常にどれだけ豊かな時間をもたらすかを知っていただきたくて、新たに商品の開発に取り組んでいます。

あなたの手に届く、職人の技

私たちの新商品は、堺の伝統的な技術をそのままに、現代のライフスタイルにも寄り添うデザインと使いやすさを追求しています。製品一つ一つに込められた職人の思いを、ぜひ実際に手に取って感じてください。どんな料理も、どんなシーンでも、使い手に寄り添い、料理の楽しさを一層引き立ててくれることでしょう。

どこか懐かしく、そして新しい

伝統を守りつつも、現代のニーズに応えるべく進化を続ける金釘木工所の製品。サイトを訪れていただいたあなたにとって、どこか懐かしく、そして新しい驚きを感じていただけるはずです。包丁の柄という小さな部分にも、私たちの誇りとこだわりが詰まっています。どうぞ、金釘木工所のこだわり抜いた商品をじっくりご覧いただき、あなたの日常にぴったりの一品を見つけてください。

STORY

金釘木工所は、主に堺の包丁用に木柄の生産を行っています。
堺の刃物は分業制が取られており、
(1)鍛冶屋
(2)刃付け屋
(3)柄屋
(4)問屋
大きく分けて上記のように分類されます。
これは堺の刃物業界における特徴で、それぞれの職人がそれぞれの仕事を極めることで高い品質を保ち続けてきました。

金釘木工所では、1880年頃から木柄の生産を行っており、私は4代目にあたります。

堺で刃物の生産が始まったのは、およそ600年前の1500年代後半のことです。それまでポルトガル人によって伝来した鉄砲の産地として戦国時代に重要な役割を担ってきた堺の職人が、タバコの葉を刻む刃物の生産を始めたことに端を発します。

その鋭い切れ味に目をつけた徳川幕府が、極印「堺極」をつけて専売したことにより、堺の刃物の素晴らしさが日本全国へと広まっていきました。

タバコ包丁の需要が減ってくると、堺の職人はそれまでに培った技術を活かし、出刃・柳刃・薄刃包丁など、種々の包丁の原型を開発し、江戸時代には今日とほぼ同じ種類の包丁が出揃いました。

一般的な和包丁に使われる朴(ホオ)は、軽く、材質が均一で、さらに耐水性にも優れています。朴はまな板や、下駄の歯にも利用されるなど、古くから日本人にとって身近な木材です。堺で生産される包丁は朴の柄を取り付けたものが主流です。

ただ近年では、見た目の美しい黒檀や紫檀、イチイ、桜などの木材も需要が高まっています。

金釘木工所では伝統的な木柄製造の技術を継承しつつ、新たな時代のニーズにマッチした高精度かつ高品質な木柄づくりを追求し続けています。培った技術を用いて、他製品にも応用することで、様々な人に木柄づくりの素晴らしさを感じていただきたいと考え、ナイフスタンドの開発に取り掛かりました。

大阪で建設業を営む(株)辻ウッドテクニカルと共同で、伝統的な技法を生かしつつ、高精度に木材の加工と製品の組み立てを行う方法を開発。

建築用の高性能NC旋盤を用いて高精度に木材を加工し、建材や家具に使われる技法で組み立てました。

組み立てられた商品を、木柄の加工で使っている成形、研磨技術により手作業で丁寧に仕上げています。

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